Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018
前情報は何も知らなかったんだけど、ふとNetflix開いたら宇多田ヒカルの去年末の12年ぶりの国内ツアーのライブ映像が配信されていた。自分でもびっくりするくらいテンション上がったので、おれは宇多田ヒカルが好きらしい。それにこういう音楽ライブの映像ってあんまり配信されてないのでsubscription型のサービスで見れるのも嬉しい。Blu-rayはたくさん出てるけど、いちいちディスク取り回す面倒さを思うと別にそこまではいいや、となってしまうし。
宇多田ヒカルのライブは初めて見たけどすごくいいですね。もちろん曲はいいし、歌も上手いし、MCではなんか危うい感じの喋りや表情も楽しめる。なんかこの人が喋ってるの見ると心配になってくるよね。
途中の幕間映像ではピース又吉さんとの対談が流れて、まあ別に嫌じゃないけど、これ結構長いけど観客はどういう感覚で見てるんだろう、と思ってたら対談の途中で宇多田ヒカルが又吉さんの頭を突然ビンで殴るという急展開。コントだったのだ!長くて真面目な対談はフリだったのだ! 映像の後のクレジットによると脚本:又吉直樹らしい。面白かった。
何より殴った直後の宇多田ヒカルの表情と姿勢、これがアホっぽくてすごくよかった。ほぼ無表情だしほぼ直立なんだけど、なんだかひどく間抜けに見える。すごい。それからうまいと思ったのは、ビンで殴る少し前に宇多田ヒカルが横のテーブルにある水を飲むんですよね。その時自然と同じテーブルにある緑色のビンも目に入る。観客に「ビンがあるよ」というのをそれとなく意識させていたのだ。さすがプロの人は考えてるよねー。
あと “Kiss & Cry” の歌詞で「お兄ちゃんのインターネット」を「娘さんのリストカット」って歌ってて、「これPUNPEEのRemixの歌詞じゃん!」と思ってテンション上がって検索してみたら、これがオリジナルの歌詞なんですね。リリース版ではいろんな事情で歌詞を変えたようだ。こういうのもライブっぽくていい。
はじめ「Blu-ray買ってどうすんだよ」と思ってたけど、このライブを見てたらもうディスクでもいいから観たいという思いが高まって、くるりと星野源のライブBlu-ray予約してしまった・・・。PUNPEEの “Seasons Greetings” いつ出るのかな・・・買おう・・・。