10年使ったApple MusicからSpotifyに乗り換えて6ヶ月

ほぼ2015年のサービス開始時から使っているApple Musicから、半年前にSpotifyに乗り換えてみた。かなり気に入っていたけど、先週Apple Musicを再契約した。結局。

Spotifyに乗り換えたきっかけ

乗り換えた大きな理由は、すーっごくおしゃれなLiquid Glassの見た目に合わせるためにアプリのユーザビリティが犠牲にされていると感じたことだった。

iOSアプリではタブバーが最小化するのでナビゲーション操作するために余計に1タップ必要になったり、Macアプリでは音量調整をするために余計に1クリック必要になったりしていた。特にMacアプリでは広大なスペースがあるのにクリックしたりカーソルをホバーしないと使えないものが多すぎて最悪すぎた。Musicアプリに限らないけど。

Spotifyは数年に一度くらいの頻度で試しに使ってみることがあるが、半年も続いたのは今回が初めてだった。ちなみに最初は、YouTube Premiumの契約に含まれるYouTube Musicに乗り換えられるんじゃないかと思ったがそれはさすがに無理だった。あれはBGM再生くらいならいいかもしれない。

Spotifyのいいところ

Spotify Connect

Spotifyのアプリ上で再生先をSpotify Connect対応のスピーカーにすると、後はスピーカー自身が再生を担い、アプリはただのコントローラーのような状態になる。なのでiPhoneから再生を開始しても、MacやWebからその再生を止めたりなど自由にできる。これがものすごく便利!

一応Apple Musicでも再生先がHomePodであれば似たようなことはできそうだが、HomePodは持っていないので分からない。またSonosであればSonosのアプリからある程度操作することもできるが使いづらいし限定的なことしかできないのであまり使えない。Spotify Connect非常にうらやましい。

検索機能

Spotifyの検索機能は本当に素晴らしい。というかApple MusicのそれがひどすぎることにSpotifyを使って初めて気づいた。

わたしのライブラリにはFlying Lotusが存在し、かつ好きなアーティストなので何度も聴いている。なのでSpotifyでは検索バーに fly と入れただけで一番上にはFlying Lotusが出てくるし、 fly quiet と打てばFlying Lotusのアルバム “Until the Quiet Comes” が出てくる。

Apple Musicではそうならない。まったく知らないアーティストや曲、アルバムがぞろぞろ表示される。使い物にならない。

Apple Musicのいいところ

クリーンさ

SpotifyよりApple Musicのほうが全体的に見た目がスッキリしていて綺麗ではある。それが必ずしも「デザインがいい」ということではないと思うが、見た目が綺麗なほうが気分がいいのは確かではある。見慣れているだけかもしれないけど、プレイリストのカバー画像なんかもApple Musicのほうが綺麗に感じることが多いので、いい曲・音質に違いないという信頼感をより感じてしまう気がする。認知ハックだ。

それにSpotifyはホーム画面で全く興味のないPodcastをおすすめしてくるので、それを見ないために起動するたびに毎回Musicタブを選択しなければいけないというかなりの煩わしさがある。

カタログとiCloud Music Library

SpotifyもApple Musicも1億曲以上のカタログがあるということだが、わたしの場合は聴きたいアルバムがSpotifyにないことがちょくちょくあった。例えばこのあたりはなかった:

  • WHY? - Almost Live from Eli’s Live Room
  • スチャダラパー - Con10po
  • Jim O’Rourke - Eureka, Insignificance など

この、聴こうと思ったものが聴けないという体験はかなり大きかった。「もう中華の口になってる」とかよく言うが、「もうEurekaの耳になってる」のだ。Apple Musicの場合は、仮にカタログに無くてもiCloud Music Libraryがあるので「聴きたいのに聴けない」ということが実質的に起きない安心感がある。アップロードされてるはずなのに謎のエラーが出て聴けないということは多いけど!

YouTube Musicにはアップロード機能があるので、気づいたアルバムはそちらにアップロードしてみたりもしたが、結局YouTube Musicアプリも使いづらいし、イタチごっこ的で不毛な作業でしかないのでやめた。

結論

自分にとってSpotify Connectや検索機能はかなり便利だが「あると嬉しい」機能であり、iCloud Music Libraryは「ないと困る」機能であった。どっちが使いやすいかと言われたらSpotifyだと思うが、結局のところ音楽サービスでは「聴きたいものが聴ける」ということが一番大事なのだ、ということです。